ダチ。 (友人)・・・Part 6

「金の切れ目は縁の切れ目」とよく言ったもんである。

結局、お金が自由にならなくなったせいか、、すぐ腹を立てる様になった彼女は、俺の前でもお母さんの事も、「あの、ばばあ~」と言うようになるほど、性格もきつくなった。 そして日々喧嘩を繰り返す様になったのは言うまでもない。

 

 以前、この性格のキツイ彼女の生い立ちを、ダチから聞いた事がある。 

ダチが同情していたが、決していい生活を送ってきたわけではないようだ。

小学校?頃のお父さんが仕事をで独立したが、失敗し借金を抱えてしまい、東京に家族揃って夜逃げをしたらしい。 その後、両親が離婚し母親と弟と共に大館に帰って来、母親はスナックで働き子供達を育て、客だった地元の中年男性と再婚したらしい。ただ、あんまし新しい家の居心地が良くないらしく、多少ぐれたらしい。との事。  

 ま~、それだからと言って凶暴になって良い訳では無いのだが。



 いずれ、喧嘩が絶えず、結局彼女は、とっととアパートを出て行った。



 出て行った彼女は当時働いていた会社の秋田支店の男と付き合い、あっと言う間に秋田市に移り住み結婚したと聞いている。そういや~かなり前に、長崎屋で子供を連れていたのを見たことがある。ダチと付き合っていた頃、仕事で時々秋田市の支店に来ていた事は知っていたが、そういう事か。!

 そしてダチもアパ~トを引き払い、実家に戻った。



 ただ時々思うのは、お母さんが彼女を嫌わなかったら上手くいっていたんだろうか。? 彼女がダチによく「マザコン」と言っていた言葉には、「自分より母親が大事?」って言うサインがあったのかな~。 お金を使ったのもそんな事に対する腹いせだったのかな~ と思っていた。

 とりあえず、彼女を失った事でかなりしょげていた。



実はPart4で出てくる共通の友達(俺の一番の親友)だが、実は彼も同じ高校から同じ会社に就職しており、今俺と同じ秋田市の事業所にいる。(当時同じ高校から6人が入社しており、親友とは、就職が決まってから急速に仲良くなった。)



今日は装置の借用もあり彼のいる工場で仕事した。仕事しながら当時の話をしたのだが、親友曰く「女と同棲の間に200万位使われたって言ってらっけな~」「ばがだな~、貯金持ってるふりして見せだもんだがら」との事。

そしてPart4で彼女が以前勤めていた会社での社内恋愛のトラブルの件を説明してくれた。

 当時、会社の男性と付き合っていたのだが、その母親から、「娘を汚した」などと因縁をつけられお金を請求されたらしい。こまった男性社員は上司である親友の父親に相談し仲裁に入ってもらい、何とか小額で済ませたとの事。

だから、「母親も悪い奴で、親子で男の金を取ろうとしてるんだ~」

「だがら、オヤジがなんであんな女と付き合ってんだ~、別れっれって言え」 と言っていたのに・・・ と説明してくれた。



なかなか、凄い話でしょ~。



とりあえず、バカ女とも切れたダチ。



またまた、次回に続く・・・皆さん飽きてきました?



もう少しで完結なんで、我慢して下さい。